多様に存在する水虫の症状

水虫は白癬菌という真菌、いわゆるカビの一種が引き起こす皮膚感染症の1つです。
白癬菌は、皮膚に含まれる、ケラチンというタンパク質を酵素で溶かしてエサとしています。
なので、皮膚がある場所であれば、どこでも白癬菌は感染が可能で、ケラチンをエサとして増殖します。
例えば、頭に白癬菌が感染した場合は、皮膚が白くなり激し痒みを伴います。
手に発症すると皮膚がカサカサと、乾燥したようになるのが特徴です。
ただ、やはり水虫を発症するのは足の裏と、指の間が約7割と言われています。
足は白癬菌が付着しやすい事から、水虫になりやすい部位なのです。
足の水虫といっても、白癬菌が感染した部分によって症状は変わります。

大きく分けて3つのタイプに分かれます。

足の指と指の間に感染すると、趾間型の水虫を発症します。
趾間型は皮膚がジュクジュクとただれたようになり、強い痒みが起こるタイプです。
足の水虫の一般的によく知られているのがこの症状です。
これらの症状以外にも、足の臭いがきつくなる傾向にあります。

足の指の付け根や側面、土踏まずにできやすいのは、小水疱型です。
小水疱型は赤みを帯びた小さい水疱ができる、症状を引き起こします。
皮がむけたり、痒みも激しく、かきむしってしまいがちです。
水疱はその名の通り水分が溜まっているので、破れると白や黄色っぽい汁が出ることがあります。
二次感染を招きやすいのもこのタイプです。

かかとに白癬菌が感染すると、角質増殖型となります。角質増殖型は他のタイプとは違い、痒みはほとんどありません。
かかとの皮膚が厚く、硬く角質化し、ひび割れるといった症状を起こします。
一見すると水虫に見えない為、そのまま放置してしまうケースが多いようです。
また、爪にもケラチンが含まれている為、白癬菌は爪にも感染します。
爪水虫を発症すると、爪が白く濁ったりボロボロと崩れるといった症状が起こります。

このように、水虫の症状は多用です。
肌に異変を感じた場合、自己判断せずに専門医にて受診し水虫を改善するために治療しましょう。

意外な場所にある水虫の感染場所について

水虫の原因菌である白癬菌は空気感染することはありませんが、意外な場所に水虫の感染場所があります。
水虫はいつの間にか感染していて、そしていつの間にか増殖しているものです。
多くの場合はかゆみなどの症状が出るまでは感染していることにすら気付かないわけですから、水虫予防の際にはその感染経路を事前に知った上で意識して予防をしていく必要があります。

白癬菌は、水虫の人の足から落ちた垢の中に沢山存在しており、家庭内の場合は、床、畳、布団、浴室のタイル、バスマット、トイレのスリッパなどが感染場所として挙げられます。
この他に、意外なのが白癬菌に感染した猫、犬、モルモットなどの動物に触れたり、これらの菌に汚染された衣類やカーペットなどから感染することもあります。
感染すると脱毛、フケ、かゆみ、水泡など、トビヒと似た症状が現れたり、赤い小さなプツプツができ、さらに円形または楕円形に広がって行きます。
外出先では、公衆浴場、旅館やホテルのお風呂場、温泉施設、足湯、健康ランドのお風呂場なども感染場所になっています。
他には、公共のプールやホテルのプールなどの場所でも感染することが確認されています。
こういった場所では足をバスマットで拭く際に感染してしまうケースがほとんどでしょう。

また、見落としがちですが、病院などの体重計にも白癬菌が存在していることがあり、健康診断などで体重計を使用した時にも感染する可能性があります。
居酒屋などにも白癬菌がいることが確認されています。
居酒屋などでは、靴を脱いで入店したり、座席に座ったりする場合がありるので、床などに水虫に感染した人の垢が落ちていることがあります。そのため、居酒屋などの場所でも感染することがあります。
公衆浴場や健康ランドのお風呂場、公共のプールなどで感染する可能性があることは知られていますが、動物や病院、飲食店などからも感染するのは意外であまり知られていません。

菌は人の足に根を生やすまでに、通常1~2日かかるので、このような場所へ行った日にお風呂で石鹸を使用し、足をきれいに洗えば菌は消失します。
しかし、高温多湿の場合は、感染が早く起こるため、密閉された靴を履く場合は、脱いだ後なるべく早く足を洗うことが大切です。
白癬菌は様々な所に存在しますので、毎日足を洗い、清潔に保ちましょう。

水虫に気付いたらまず何をすべきか

水虫の初期症状は、皮膚の皮が少し剥けて、やや白みを帯びています。
痒みはないですが、少し進行するとやや痒みをともない、さらに進行すると我慢できないくらいの痒みをともないます。
水虫は他人に移りやすいので、同じカーペットや室内スリッパをいっしょにしないことです。
自分の靴はよく干乾ししましょう。
また自分の足の指はつねに清潔にしましょう。
指に湿気があると水虫が発生しやすくなりますので、乾燥させておくことが大切です。
時間に余裕があれが直射日光に数分当てているだけでも効果があります。

初期で症状を抑えておくことができれば、薬や軟膏などで、完治させるのは早くなります。
ですから皮が少し剥けて痒みをともなったら水虫と思いましょう。
できることなら皮膚科で診てもらって水虫用の医薬品を処方してもらい、毎日1回患部につけるようにしましょう。
水虫にかかってしまうと、早期であれば1~2か月で完治できますが、発見が遅くなれば半年から1年以上完治までにかかることを覚悟しておきましょう。

飲み薬用もありますが、これは爪が水虫になった状態で、爪白癬と呼ばれています。
爪白癬だけに限らないですが、この場合は早期治療が大切です。
爪白癬になってしまうと、軟膏やクリームは浸透性が小さいので、液体を患部につけて、同時に錠剤を服用します。

錠剤は血液に吸収されて、内部から患部に到着しますので、効果を発揮しやすくなります。
具体的な水虫に効果がある薬を挙げると、ニゾラールは真菌によく効いて、痒みを抑えます。
その他にもラミシールは水虫を殺菌作用する効果があります。
水虫の飲み薬は肝臓に負担がきやすいため、1~2週間服用したら休薬して、また1~2週間服用の繰り返しになります。
医療機関で薬を処方してもらったら薬剤師の説明をしっかり訊いてから服用しましょう。
体調変化があった場合には医師や薬剤師の判断をあおいでください。